7月20日、香川県高松市の株式会社XEN GROUP様にて高付加価値経営を学ぶ勉強会（見学会＆勉強会）を開催いたしました。

XEN GROUP様では「XEN BRAND事業」「MACHINE事業」「FOOD事業」「AGRI事業」と、
4つの事業が展開されています。板金から食品装置メーカー、豆腐・おからパウダーの製造販売、
そして5000坪の農地を取得し、地域活性となる持続可能な農業も目指しています。

2011年に高畑社長が社長へ就任した後は事業拡大を図り、売上高は9倍と成長を遂げ、
開発・設計から製造、据付まで一気通貫できる装置メーカーとなりました。
食品機械のコンベアの製作依頼を受けたことをきっかけに「食品事業部」を立ち上げた後に、
ある仕事で豆腐製造装置を3000万円でオーバーホールしましたが、豆腐メーカーの販売不振の為
納品できず自らが「豆腐屋になる」という決断をしました。

高畑社長が会社に入った当時は社員さんのモチベーションは決して高くありませんでしたが、
今はミャンマーから実習生も招き、190名程の社員さんがいらっしゃいます。
社員が誇りを持って自社を語れる会社にしたい、その思いで挑戦を重ねてきました。

現在注力しているのは、フードロスへ向き合った「XEN BRAND」の中でも、
食材の温度コントロールを経て、美味しさと鮮度が保たれる「X-Charge unit」という
自社ブランドの装置（特許取得済み）です。実際に「X-Charge unit」で
コンディショニングした後に冷凍された「蒸かしサツマイモ」を試食させていただきましたが、
冷凍されていたサツマイモとは思えないほくほくの美味しさに、参加者の皆様は驚きが隠せない様子でした。個人的に購入をしたい！との希望が出るほどの、素晴らしい装置でした。

これまでに所有地を広げながら工場の増設をされ、現在香川を拠点とした本社では、
第６工場まで所有されています。今回の見学会へ参加いただいたお客様は、
広く綺麗な工場の中を見学しながら、質問を沢山投げかけて興味深くご覧になっていました。

とにかく笑顔が印象的だった高畑社長。現在は「MOTTAINAI」食べ物の問題に向き合い、
SDGs達成に貢献すべく、省エネで安心安全な付加価値の高い食品づくりに挑戦しています。

社員の皆さんと共に挑戦し続ける姿勢に、沢山刺激を受けた見学会でした。