4月14日、東京都墨田区にある株式会社浜野製作所にて工場見学会を開催いたしました。

参加者は15名、見学前に浜野社長の熱い話をお聞きしてから見学に臨みました。

工場全焼という考えられない状況から立ち直るまでの歩みには「感動した」という声が多く聞かれました。

見学タイムには、構想段階から形までを一貫して行える浜野製作所の工場を営業部の方に説明いただきながら、各工場を巡りました。工場内には工場火災の後に購入した1万円のケトバシ2台からマシニングセンター、3Dプリンターなど様々な機材がありました。

企業には0から1にすること、1から100にすること、100を続けること、それぞれ得意不得意があり、浜野製作所はその間、妄想や空想を形にする「0.5から1.5」を得意としています。また、浜野社長はお金を出して解決できることはすぐに模倣されてしまうとおっしゃり、優れた技術を持ちつつも、プロジェクトを大きく広げすぎないといいます。

例えば、大手企業だと大型機械で予算2億円、納品まで１年かかるような大きなプロジェクトになってしまいます。浜野製作所には、予算や設備の大きさ、納期の関係で大手に頼めない企業や大学の研究室から依頼が届き、これまで様々なベンチャーや大学などの研究機関に技術を提供してきたとのことです。

今回の見学会では、参加者の皆様が終始笑顔に溢れ、質疑応答タイムには見学者全員から質問が飛び交いました。また、見学会後の懇親会では引き続き浜野社長にもご参加頂き、より踏み込んで意見交換している様子が見られました。

経営理念に沿わないことは行わない、経営理念を飾らないとお話された浜野社長。

社員の皆さんも、それを体現しているかのように笑顔でいきいきとしていました。今回、仕事に対する思いと付加価値について考える機会となり、モチベーションが高まる工場見学会となりました。

NCネットワークでは今後も様々な見学会を予定しております。皆様のご参加をお待ちしております。

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